快適きもの生活(仮)    
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快適きもの生活(仮)2枚目
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2004年10月23日、新潟県で震度6の地震が起きた。
上越新幹線の脱線、広範囲の停電。大きな余震が何度も続いているらしい。

きものの産地といえば京都を思い浮かべる人が多いと思うが、実は新潟県も一大産地である。

小千谷縮に越後上布(重要無形文化財)、塩沢紬や本塩沢、十日町紬や木綿などの織物が有名だが、やわらかもの(染めのきもの)も作られている。
雪深い越後の農閑期、女性たちがまるで命を吹き込むように、たくさんのきものを織り上げてきたのだ。

今回の地震は小千谷や十日町などの産地が打撃を受けているようだ。
新潟に産地見学に行ったこともあるし、新潟で作られたきものも持っている。
きものを売る・きものの良さを伝える私の仕事は、各産地の技術者やお針子さんの生活を支えるための小さな力だと思ってきた。

私の実家は明治時代、製糸業を営んでいたそうだ。
全国生糸博覧会で金賞を受賞した「龍峰」という生糸の記録が、町史に残っている。
しかし洪水で工場の機械がオシャカになってしまい、廃業したのだ。
残っているのはその工場で使われていた壁掛け時計だけである。

製作中のきものはどうなったんだろう、作り手は無事だろうか、作業所は大丈夫だろうか。
技術保存のために保管されているきもの(非売品)は・・・・・?
今回の地震はあの一大産地に、どんな影響を及ぼすのだろう。

産地の方には頑張って、伝統ある技術を守り続けてほしい。
あきらめずにきものを作り続けてほしい。


「雪中に糸なし、雪中に織り、雪水にそそぎ、雪上にさらす。雪ありて縮あり、されば越後縮は雪と人と気力、相半ばして名産の名あり、魚沼郡の雪は縮の親といふべし」(北越雪譜)

※写真は新潟県産の片貝木綿

04年10月24日

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