気まぐれな魔法使い    
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最初に会った魔法使い

最初に会った魔法使いは、僕のおばあちゃんでした。
おばあちゃんは山歩きが大好きでした。
山の中のおばあちゃんは、どこに行けば食べられる草があるか良く知っていました。
春になると、フキノトウ、ツクシ、その他僕の知らない山菜を、いっぱい取ってきて料理してくれました。
おばあちゃんの後をついて山歩きしたことがあります。
おばあちゃんは山道で立ち止まり、遠くの崖を指差して言いました。
「ほら、よう見てみ。あそこにイチゴがあるわい。」
「もうしばらくしたら又、つれて来てやるさかい。腹いっぱいイチゴが食べられるぞ」
僕の目には草木が被い茂っているだけでイチゴなんて何処にも見えませんでした。
・・・・・
何日かたって、おばあちゃんが「イチゴを食べにいくぞ」って、山に連れて行ってくれました。
おばあちゃんと前に来たことのある崖の上の方に赤い小さな実がいっぱいあります。
「ほーれ、上って取ってきな!」
そこは、周り中小さなイチゴの実がいっぱい!
おばあちゃんはニコニコしながら、崖の下から見上げていました。

05年03月08日

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