気まぐれな魔法使い    
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「ありがとうみなさんのおかげです。」
チャンピオンが右手を上げながら泣いていました。
若くて強いチャンピオンが今倒した師匠と抱き合って泣いています。

今日は師の引退試合でした。
最初は年老いたボクサーはとても自信にあふれ強そうでした。
試合が進むうちに若い弟子は持っている自分の力を出し始め年老いた師をダウンさせました。
ダウンしても師はまた起き上がって最後まで戦いました。
試合が終わって誰の目にも若者の強さがわかりました。
試合は、若者の勝利です。
でも、観客たちの拍手は倒された師のものでした。

僕たちは、小さな子供たちとけんかする時は、勝ったり負けたりしながら遊びます。
「わ〜まいった、まいったかんべんして〜」

ゲームをするときも子供たちの作る不思議なルールに従います。
「おにいちゃんは、このカードを取らなきゃだめなの!」
「ずるいよ〜それがババでしょ」

そうやっていろんな遊びを覚え、そのなかから得意な分野を見つけます。

トレーナー(ボクシングなどで選手を育てる人)は、試合をする相手を選ぶとき、まだ強くない選手が自信をもってさらに強くなれるように、勝てる相手、または勝てそうな相手を慎重に選んでいきます。
そうやって若い選手はだんだん強くなっていきます。
はじめから強い相手ばかり選ぶと、自身がなくなり自分は弱いとおもってしまいます。
才能があっても、まだ育っていない素人ボクサーは、プロにかないません。
なぜなら・・・才能のある選手を強くするのは、回りの人たちだからです。
テクニックを教えてくれる人、相手の弱点を調べてくれる人、体力を付けるための食事を作ってくれる人、ほめてくれる人、いろんな人たちがチャンピオンを育てます。

「ありがとうみなさんのおかげです。」

2003/05/05 今日は子供の日 fancy

05年03月08日

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