プレゼント | |
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「こっちの方が、かっこよくないか?」
家計に負担をかけないようにできるだけ安くて良い時計を選ぼうと考えている自分と、 精一杯無理をしている親父の戦いです。 奇抜なデザインを選ぶとノーマルな時計の良さを力説され、 高級時計はいらないと言うと、 一流の職人の作った時計は飽きないから結局得なんだと主張する父。 我が家は裕福じゃない。 無理をさせると後が怖い。 なんとかして、高級品をあきらめさせようとするのだが、 父は、ますます頑固になり、雄弁になっていく。 白旗を上げなければ永久に駆け引きが続くだろう。 そして親父の勝利宣言が表明された。
「良い時計を選んだな。さすがわが息子」
入学祝に高級時計を買ってもらった僕よりも、父のほうが嬉しそうだ。 敗北は、僕から父へのささやかなプレゼント・・・かな?
05年03月08日
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