気まぐれな魔法使い    
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「村を出て、見たことのない場所に着いたらこれを開けなさい」
村を出たいと言った少年に父は三つの包みを渡しました。
外の世界の噂はいろんな所から彼の耳に届いていました。

村はずれで約束の三つの包みを開けました。

一つ目の包みには、羅針盤が入っていました。

二つ目の包みには1枚の地図と、もう一枚丈夫な白紙が入っていました。
地図の中央には村の名前があり、所々に書き込まれていない場所があります。この地図はまだ未完成なのでしょう。

三つ目の包みには、一通の手紙が入っていました。

「この手紙の持ち主は、わたしの自慢の息子です。正直者でよく働きます。子供や老人に親切にできます。必ずあなたのお役に立つと信じています。」

その下に何人かの名前が書いてあります。
一番最後のサインは父のものでした。
その上の名前はおじいさんの名前です。
さらに上の名前は、ひおじいさんの名前なのでしょうか?

一つ目の羅針盤は、方向がわからなくならないように。

二つ目の地図は、どの方向に進むかの手助けに。
白紙は、新しい町を見つけたり、地図に間違いがあったときに書き直すための地図。

三つ目の紹介状は、見知らぬ町でも少年が働けるように。


少年は、羅針盤と、地図と、希望を持って歩き始めました。

05年09月20日

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