おばあちゃんの話 そのA | |
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むかしむかし・・・・ 一匹のサルが、ボスの座をかけた戦いに敗れ、傷つき、一人旅にでました。長い旅で体が弱り、山奥に入ったところで、彼は倒れてしまいました。
その山には、サルの村がありました。温厚なサルの集団で、村人は皆親切でした。はぐれザルは、助けられ、食べ物を分けてもらい、皆に親切にされ、元気になりました。村は平和で、ボスザルだけが、沢山の食べ物を独り占めにすることもありません。 ボスザルは、ここに住んでもいいよと言ってくれました。 はぐれザルは、村の一員になりました。
村で暮らすようになって、ひとつだけ不思議な事がありました。村人全員が、片目なのです。彼だけ目が二つあるのです。 村人は、彼の目が二つあることを何も言いませんでした。 彼も、村人がなぜ片目なのか聞きませんでした。
数年後、彼は、仲間と一緒に食べ物を集めていました。 お嫁さんをもらい子供もできました。とてもかわいい子供たちです。
子供たちの寝顔をやさしく見つめる彼の目は、ひとつになっていました。
05年03月08日
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