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アフェリエイトとの違い

ちょっと前のことになるが企業からの依頼でブログに商品やサービスの紹介記事を書いていた女子大生のブログが炎上する、という騒ぎがあった。

レストランでタダで食事して紹介記事を書く、映画をタダで見て紹介記事を書く、ブログの書き方を指導される、といった様子がTVで報道されたのがきっかけらしい。
(タダで商品やサービスを提供してもらって記事を書くことと、プラス謝礼が支払われるかどうかは大きく違うと思うが、筆者はそのへんはよく分からない。ケースバイケースなのか間に入っている会社に支払われるのか??)

以前にこのコンテンツにも書いたが世の中にアフェリエイトが広まって実際に見たこともない・購入もしていない商品の紹介を書いている人はゴマンといる。
そういう人が表立って個人攻撃されることはないのに、なぜ件の女子大生ブログは批判にさらされたのか。

アフェリエイトと違って広告がらみではないと思っていたブログが企業から依頼され・指導されて書いた記事だったから、だまされた気分になった、ということだけではないだろう。

誰でもできるアフェリエイトと、紹介者の存在とある程度の資質(見た目とか狭い範囲でいいのである程度の知名度とか)が必要な企業から依頼の記事、という違いにあるのではないか。

アフェリエイトならパソコンの操作ができてある程度時間に余裕があればできる。
知り合いもやっているが「自分はできるがやらない」というスタンスがとれる。

TVで報道された大学生たちは"女子大生"というブランドをひっさげた、ミスコンの入賞者だとかモデルに近い仕事をしているような人種だ。
企業側は大学生の"トレンドリーダー"的な存在、学生の間での知名度がある人物を期待しているのだろう。
企業との間に入ってくれる人間(組織)も必要だから、誰にでもすぐ始められるものではない。

アフェリエイトはポイントやキャッシュを貯められるが商品の提供はない。
みんな自宅のパソコンに向かうだけでお小遣い稼ぎができると思って始めるのだろうが、実際は半日バイトしたくらいの収入もない人がほとんどだろう。
そもそも依頼されて書くものでもない。
たくさんの人が興味を持ちそうな話題の商品、自分の守備範囲で紹介記事が書けるもの、還元率の高いものを自分で選ぶ。

紹介するものを選んだり紹介の仕方にそれなりの手間をかけて工夫している自負があるのだろう。
それで得た収入で欲しい商品を買ったり映画を見たり、食事に行ったりしたい。
ところがそれをすっ飛ばして、というか逆の順番でタダで商品をもらい食事をして映画を見ている、という風に報道されたのだから怒り心頭、ということになった。
(もちろん"炎上"というのはアクセスの多いタレント・公人のブログに突っ込みどころがあれば起こりうるものなのだが。)

アクセスの多いブログの執筆者に商品の紹介を頼む、というスタイルがこれから流行る、海外ではもう始まっていると言われたがこうした騒ぎが起きた以上はあまり普及しそうにない。

それにしても、ミスコン入賞者だとかモデルの卵だとかといってもタレントではない。
そのほうが広告臭がなくて親近感があるということでこういうビジネスが成立したのだろうが・・・

ああした女子大生のブログを喜んでみているのはいったい女性なのだろうか男性なのだろうか、やはり同世代なのだろうか。
私個人はまったく興味がない。
プリクラを載せたような手描きの文字入りの画像が見づらいし、内容にもついていけない(年なのか・・)。

ああいうのを見る人がターゲットになる商材はなんなのだろう?
格差社会だから社会人より財力のある大学生はいくらでもいるのだろうが。

ああいうビジネスに期待する企業もみみっちいような気がしたし、女子大生ブロガーを抱える事務所の代表者(これまた女子大学生である)のブログに掲載されたこの炎上に対してのコメントが学生の反省文のような内容だった。
そういう顛末で"ブロガーに紹介を依頼"というビジネスの広がりがなくなったとしたらなんともお粗末な気がする。

06年12月27日

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