ドロップシッピング | |
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「ドロップシッピング」というビジネスの形態をご存知でしょうか。 このところ関連本がよく出ているようです。
「ドロップシッピング」とは在庫を持たずに商売をすることを言うそうで、例えば自分は在庫も倉庫も(場合によっては事務所も)持たず、サイトを作るなどして注文を受ける。 発送をするのは商品を持っているところ、在庫管理・品質管理もそちらでお願い、ということらしいです。
在庫を抱えずに商売ができるともてはやされているのかけしかけられているのか分かりませんが、在庫とそれを置くスペースの負担がなく、産地直送がベストな商品、仕入れ送料がバカにならない商品には良い方法でしょうね。
インターネットにうとい生産者の質の高い商品を世界中の人に紹介してあげられると思えば、それはそれで良いことではありますが、そんなに良いものなら買い取って発送業務を引き受けて、製造に専念してもらってもいいはずです。
何より問題は顧客情報管理です。 あなたがドロップシッピングなら自分にも商売ができそうだ、セキュリティもしっかりやる自信があるぞ、と思ったとします。 セキュリティを契約企業(在庫を持って発送してくれる業者)にも徹底させる自信がありますか? 鍵をかけずに外出する地方の生産者の方に個人情報保護方針を理解していただき、書類の管理を徹底してもらうよう、話し合いができますか。 PC操作はできるけれどセキュリティに関しての意識や知識が高くない方でも、お客様の個人情報を預けられますか? 万一の場合に責を追う自信がありますか?
卸業者や生産者は消費者対応が苦手だったりする傾向もあります。 普段は対業者で何箱、何ロットの対応ですから、消費者向けに1件ずつこれは代引きで何日指定で何と何を1点ずつ、という作業は面倒に感じるでしょう。
どうしても双方「責任は半分」的な意識を持ってしまう可能性も高いです。
エレファントのスタッフが喫茶店でパソコンを叩いていると、隣の席からこんな話が漏れ聞こえたそうです。
「商品在庫抱えるのは嫌なんですよ。 だから作るのも売るのも嫌なんで、中継ぎをやりたい」
そういう自分はリスクを負わずに利益だけほしいという人は成功しないだろうな、と思ったそうです。 全く同感です。
自分はリスクを負いたくないが取引業者はリスクを負ってでも商品を貸してほしい、値引きしてほしいという人と、安心して取引はできません。
一消費者としてもそういう人ではなく、リスクを抱えてでも商売をやる意気込みのある人、継続していくための努力やノウハウがある人に頼みたいです。
世の中みんなこの点を勘違いしています。 未経験でよりカンタンに手軽に、リスクを負わずに商売を始めようという人に自分のお金を預けられるか、贈り物や大事な物を頼めるか、利用者の立場になって考えてみてください。
商品の質が一定しているか確認できずに発送することに抵抗のない事業者から、商品を買いたいですか?
ドロップシッピングという形態で仕事をするメリットの一つは、すぐにその事業を止められるということなのですから。
07年06月28日
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