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「楽天あんしんショッピングサービス」を検証

楽天市場が代金支払い後の商品未着に関して、補償をしてくれるそうです。

大見出しは「楽天会員なら会費無料、100%補償サービス(上限50万円)が始まります!」。

「会費無料」とあるのはこの補償サービスの会員になって会費を支払わなくていいということ。
なんですが、ようするに楽天会員(無料)になっていれば(例外と定めた場合を除き)この補償が適用されるということで、これを「会費無料」とするところが商売上手ですね。
(もちろん楽天のことですから急に有料にならないとは限りませんが)

「そんな太っ腹な。さすが楽天」「これで安心」と思ったアナタ、対象外になる場合をちゃんとチェックしましょう。

楽天あんしんショッピングサービス規定詳細

まずは楽天スーパーポイントを利用した買い物に関して。
ポイント利用分に関してはその分のポイントを付与するという方法を取るそうです(第1条の3)

まぁこれは妥当ですね。

次に「商品の送付先として日本国外の住所を指定した場合」「日本国外から発送される商品を購入した場合」(第3条の(10)(11))。
これは国によっては荷物が確実に届くとは限らないようなところもある上に補償のない便を利用して送られることもあるから、まぁ仕方がないでしょう。
ただ「日本国外から発送される」かどうかはユーザーには分からない場合もあるのでは?という疑問が残ります。
「それ実はうちの会社からじゃなくて、海外の提携工場から発送する予定の商品だったんですよ」が通らないよう、そうした場合の明記を義務付ける必要があると思うのですが、それはしているのでしょうか。

ここから先は要注意事項をあげますよ。

・出店者との連絡が可能な場合(第4条の(1))
・未着に関する他の保険に入っている場合(第5条の1)
※保険に「加入している場合」で、「保険から支払われた場合」ではありません。
・ある種の商品・サービス・役務の提供は対象外(第2条)
自動車や船舶、切手や小切手・印紙・貴金属・宝飾品・美術品・不動産など



もっとも話題になっているのが
「出店者のお買い物レビューページに、利用者の商品購入の時から遡って2週間の間に、当該出店者に対する購入者のレビュー(ショップのレビュー)について、☆2個以下の評価が複数存在していた場合」(第4条の(8))。
これが最も対象が多くなりそうなので、これをもっと目立つように表記すべきだとの声が多いです。

問題になるような業者ならドロンする前に悪いレビューがすでに付いていることが多いですし、値段につられてそれでも注文する人もいるようですから。

逆に人気の店でもねたみひがみで悪いレビューをつけられていることもありますし、大きな店になれば利用者側の非常識なクレームに起因するような悪いレビューが付くこともあります。

「100%補償」といえばユーザーはなんでも補償してくれると思ってしまいがちです。
「誰でも割」と同じようなものですね。

「100%補償」は"すべてのケース"において補償ではなく、"条件を満たしていれば50万円以下なら一部ではなく全額補償しますよ"という、そういう100%なのですよ。

みなさんお買い物にはご注意を!

楽天あんしんショッピングサービス
サービス規程


(関連記事)
楽天のショッピング全額補償、ユーザー評価の低い店舗は対象外
(IT media NEWS)


楽天、「お金払ったのに届かない」なら代金全額補償(IT media NEWS)

上記記事より
「代金を支払ったのに商品が届かないというケースは、10年間運営してきて片手の指に行かないほどの数しかない。きちんと店舗管理すれば、当社からの持ち出しはほとんどないだろう。」
この"ケース"はドロンして商品が届かないという業者数(もちろん被害件数はそれよりも多い)ではないかと。
いくらなんでも10年で片手に届かないことがないのでは・・・

こうした"ケース"は少なかったかもしれませんが、楽天が経験・学習してきたのは"震災"。
出店者は全国、これからは海外にもという目論みのようですからこの点は規定を設ける必要性を感じているのでしょう。
これに対して「戦争・地震等、著しい社会秩序の混乱の際に生じた場合」(第4条の(6))は対象外として明記してあります。

07年11月23日

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