安いからネットで買う? | |
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「安いからみんなネットで買うんでしょ」
友人がふとそんな言葉を口にした。
確かにネットのほうが安いという理由でネットで買っている人も多いだろう。
すでにどんなものが分かっていて、状態や性能を確かめなくて良いものなら、安いにこしたことはない。
でもネットで買い物をする理由はそれだけではない。 むしろ他の理由のほうが大きいと思うのだ。
・近くの店で売っていないものがある ・そこでしか売っていないものがある ・ネットで探してより良いものを見つけたい ・何件も店を回って探す時間と体力がない ・帰りが遅く休日は疲れて寝ているので店が開いている時間に買い物ができない ・ネットショッピング中毒になってしまっていてポイント何倍とか送料無料と書いてあると乗せられてしまう
ネットでしか手に入らないものならみんな安くなくても買うだろう。
言い換えればどこでも手に入るものは安くなければネットでは売れないということになるのだが。
「送料と手数料(振込み手数料や代引き手数料)を考えたらネットで買うほうが高い」という人もいるが、それを買いに行く電車賃もしくは駐車料金とガソリン代、休憩に入る喫茶店のコーヒー代、これを考えたらどちらが安いだろう?
友達に買ってきてもらって「お釣りはいらない」と言ったり、お礼にお茶をご馳走したりすれば送料分くらいはかかるだろう。
「送料無料だったからネットで買ったほうが安かった。私って賢い」と思っている人も多いだろうが、商品単体の金額が分かりにくいものなどはしっかり送料も含めて採算が取れるように価格が設定されている場合がほとんどだ。 (本当は「送料無料」でなくて「送料込み」だったりする。)
ネットで検索する時間、買い物に出かける時間を時給換算してみてまで、「ネットで買うと安い」と言っている人は少ないはずだ。
買い物とは違うがアルバイトを銀行に行かせてATMに30分以上並ばせるなら、実はネットで振込みをする手数料のほうが安い。
消費カロリーからの計算では1円を拾う動作に2円かかるので拾うと損だということになるらしいが、残念ながら自分の収入から計算すると1円を拾ったほうが得なようだ。
ようするに安いかどうかはそれを買うために起こしたアクションに、所要時間も関わってくるという話。
なんだか家で飲むお酒やコーヒーと、外で飲むお酒やコーヒーの比較に少し似ている。 プロが煎れたおいしいコーヒーだとか、きれいなお姉ちゃんを眺めながら飲むお酒がどうの、ではなくて、そういう付加価値を一切排除して家で飲めば安上がり、という発想に、似ているような気がする。
08年06月07日
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