快適きもの生活(仮)2枚目    
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「三大紬」と言われる紬の中でも、いちばん有名な紬といえば大島紬。
私も大好きです。

きものファンなら一度は着てみたい憧れのきものであり、きものにあまり興味のない方でもなにやら高いらしい、ねだられたらたまったものではないシロモノだということはご存知のようです。

製法についてはテーチ木(車輪梅)で染めるとかハブの出るような池で何度も泥染めをするとか、いったん織ったものをほどいて二度織りするとか、ちょっと聞いただけでも手間がかかってそうな上、マルキというややこしいものがからんできます。
7マルキ、9マルキくらいが上等なもの、というのをご存知の方でも、そもそもマルキって何?と聞かれても説明できる、という方は少ないでしょう。

その上龍郷柄、蚊絣、ひともと絣、地空き、じゃじゃ織りなんて用語も出てきます。
さらに色大島とか、大島の地に染をほどこしたものもあります。
最近は染め帯や訪問着も出てきました。

きものは知識で覚えようとせず、物を見たほうが・実際に着たほうが良いのだとはマスコミに取り上げられる方が叫んでいる訳ですが、やはり"知識"を"勉強"したい方はたくさんいらっしゃる訳です。

そういう方にアドバイスを・・・・

大島や結城紬などの製法にについては、ほどほどで止めてください。
基本的なところ以上を知っても、販売員にでもならない限りは役に立ちません。
むずかしいところはなんとなくでいいのです。
着付け教室のテストが終わったら忘れていいです。


それよりもあのサラサラとした絹ずれの心地よさを味わってください。

それから「若い人が着るものではない」、とよく言われますが、あのハリとツヤはお若い方なりの似合い方があります。
年配になると似合わなくなってしまう方もいらっしゃいます。

そのあたりのことは次の記事で・・・・



この記事の「着付け教室のテストが終わったら忘れていい」という表現に関して「着付け教室をバカにしている」という趣旨のご批判がありました。
製造工程を学ぶ機会として一般的な例としてあげたのですが、誤解が生じてしまったようです。
以下にご批判をいただいた方への回答を加筆しておきます。
この記事の趣旨やコラム全体を通しての執筆目的などを補足するものになりましたら幸いです。


「私が着付け教室をバカにしていると誤解をされているようですが、私は決して着付け教室をバカにしてはおりません。
実際に着付け教室にも通いましたし、その教室のカリキュラムも先生方も、そして販売されていた補正着や器具も素晴らかったと思っています。

大島紬などの工芸品の製造工程について、着付け教室の先生になって講義をしたり販売の仕事に携わる人間でなければ製造工程の細かい部分までみっちり覚えなくてもいい、とは主張しておりますが、それは例えば
大島紬の縦糸80本が1算で13算か15.5算が主、18算も一部ある、13算で1040本、18算になると・・・・
といった糸の本数の計算や泥染め1回とテーチ木染めの何回で1セットになるか、といった部分までは覚えなくていいと思う、ということです。
たいへんな工程を経て作られること、おおよその歴史、泥染めの効果(とそれがためのお手入れの注意事項)などを知っていただければ良いと思っています。
むしろ前述のような細かい数字まで覚えようと思うと、たいへんな製造工程を経て作られていること、その作業に携わっている人への尊敬の念が薄れてしまうこともあるのではないでしょうか。

製造に手間がかかり・高度な技術を要するから素晴らしく、値段も高いと頭で理解してほしいのではなく、実際に見て・触って良さを実感してほしい、実感してこそ製造の苦労や技術の素晴らしさが理解できると、そういうメッセージのつもりでした。
実物を見てもいいと思わないのにどんな工程かを知って値段の意味が分かったとしても、製造や流通に関わるみなさんが本当に喜ぶでしょうか。

削除のご依頼はありましたが上記の点を加筆しまして、削除はいたしません。
ただ執筆内容に関して誤解が生じましたことは真摯に受け止めたいと思っております。

批判を覚悟で辛辣な意見を書くこともありますが、該当の箇所に関して着付け教室をバカにしていると受け取る方がいらっしゃるとは夢にも思いませんでした。
(「素人」が「勉強」してはいけないとも、全く思っていません)
あくまでどのような工程かを学ぶ機会として一般的なものとして挙げたまでですので、その点ご理解をいただきたいと思います。

下手なウンチクに思われるかもしれませんが私なりにきものに対して愛情がありますし、誰かを傷つける目的で書いている訳ではありません。
他のサイトや本にはない情報を提供したいと思い、特定の団体や個人を実名をあげて批判しない・確証が持てない情報に関しての取り扱いには注意するなど、一定のラインを設けて執筆しております。

曲解されご不快に思われる方が出ないような配慮はしていくつもりですが、真意が伝わってお怒りになる方がいらっしゃるとしたら、その方は私同様、きものに対してそれなりの思いや愛情ががあるのだろうと想像しております。」


05年09月22日

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