歌津支援センターと通称「象」のご紹介

ブログ   ブログ   2013/04/18

南三陸町歌津伊里前福幸商店街の広報を任されている通称「象」と申します。
2011年の4月に南三陸町歌津中学校避難所に来てから丁度二年になります。
改めてこのホームページをご覧の皆様に自己紹介をさせて頂ます。
富山生まれ東京に出て様々な職業を経験し、2011年の3月11日の東日本大震災が切っ掛けで現在南三陸町に住んでいます。
商店街ではiPadを持ち歩いてうろうろしている妙なおじさんです。

「伊里前福幸商店街と周辺の町起こしのお手伝いをしています。」という短い自己紹介をしますが、昨年夏頃まで町民の方々に「何をしている人なの?」と良く聞かれました。
主な仕事は商店街の広報ですが、広報という仕事が理解されない事が多いようです。
広報(こうほう)とは、企業だけでなく行政や各種団体の活動内容や商品などの情報発信を行う業務、またはその担当者や部署。広告と混同されることがあるが、広告が新聞や雑誌、テレビなどの広告枠を買って商品や企業の宣伝を行うことであるのに対し、広報とは情報を発信することで、新聞や雑誌などの媒体に記事として取り上げてもらったり、従業員や株主、消費者などのステークホルダーに活動内容などを理解してもらうことである。情報戦、心理戦の一手段として捉える場合もある。
最大の特徴は、情報を発信する側がメディアにお金を支払う必要のない宣伝であり、それ故に情報を取り上げるかどうかはメディア側が決める、ということである。極端に言えば、広報活動はタダでもできる、ということである。広告は広告主が事前に枠を買うので莫大な出資が必要となり、それ故広告不掲載は「メディアが仕事を全うしてない」こととなり非難の対象となるが、広報においてはメディアが記事を取り上げないとしても非難はされない(その後の関係にヒビが入ることはある)。ちなみに企業がブランドWEBページを製作して宣伝を行う行為は基本的に広報に分類される。テレビCMなどは広告に分類されるが、同じテレビでも、番組内で取材を受けたり商品をアピールするために出演協力を行うことなどは広報に分類される。

(Wikiより抜粋)

商店街宛のメールを代理で返信、伊里前福幸商店街のイベント資料作成を手伝い、毎日のゴミ箱の撤去、掃除の手伝い、仮設ステージの補修、観光やボランティアでいらっしゃる方々の取り次ぎ、看板作り、パソコンカルチャー教室の講師、買い出しの手伝い、運転手、など様々な仕事をしています。
2011年4月から撮り始めた写真を地元の方やメディアへの提供も行なっています。

地元の方々の話し合いから、町起こし・地域の活性化の為のアイデアが生まれます。
意見を求められることもありますが決定するのは地元の方々です。
好き勝手な事をしている自由な象さんと思っている方もいらっしゃると思いますが、報告無しで勝手な行動を取ると商店会長に叱られます。

2011年は、パソコン支援とインターネット環境支援の年でした。
多くの方の協力を頂いて150台程のパソコンを南三陸町でパソコンを流された方々へお届けする事が出来ました。
2012年は、全国の個人、グループ、スポーツリーグサポーターの皆さんと商店街を結ぶお手伝いをさせて頂きました。
2013年になって、歌津地区とその周辺を見渡し町おこしまでの道のりが遠くまだまだ時間が必要だと感じています。

2011年から現在まで変わらず継続しているのがインターネット等を利用した南三陸町情報の発信です。
最初は避難所から今は商店街と支援センターホームページの更新を継続しています。
FacebookやTwitterを通じて毎日の様子を発信しています。

歌津地区で主に伊里前福幸商店街を応援しお手伝いをしているのは、ここがかつての合併前の歌津町の中心街で多くの家が有りよりどころになっていたからです。
旧歌津町内の各地区の皆さんも復興の為に一生懸命がんばっていますが、コミュニティの中心が一日も早く再開することが必要だと地元の方々が考えているからです。
銀行、郵便局、駅、小学校、中学校、幼稚園等が寄り添っていた地域だからです。

海の方々には船があれば海で漁を再開できますが、加工業、商業、学校等は土地が必要になります。
津波被害を受けて学校が消えた地域もあります。
校舎を建てるには土地が必要です。
高台に移転すれば良いという意見は正論ですが、高台に今までの町を再建する為には道路が必要であり山を切り崩して平らな土地を確保しなければなりません。
山を切り開き道路が完成するのを待っていたら商売を再開する気力が無くなってしまったり、内陸の方に引っ越す事になり人口が益々減って行くでしょう。
高台の商店街が出来るのを待っていたら買い物の不便さからこの地を離れる人も増えるでしょう。
農業、漁業、加工業、商業、等の様々な産業がバランス良く復興に向けて努力する必要があります。

南三陸町は、未来のすばらしい町をつくる夢を叶える為に様々な方々が協力しています。

歌津支援センターは、町おこしのパズルの中の小さなワンピースですが、活動に共感して頂ける方々へご協力をお願いしています。
皆様のご協力状況はこちらでご確認下さい。
歌津支援センターは、現在二名で活動しています。

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