やばいキーボード
Happy Hacking Keyboard
何年かぶりに使いました。
なんという事でしょう。
このキーボードの感触・・・
フローリングの床に薄いマットを敷いて寝たことがありますか?
ノートパソコンなどに付いてくるキーボードはまさにそれです。
昔ながらの分厚いキーボードの指への跳ね返りはベッドの寝心地に相当します。
ブラインドタッチを面倒くさいと思うようになったのはキーボードの硬さだった事に気付きました。
使い始めて10分で左手の小指は「A」キーを自然に探し始めました。
ブラインドタッチでの左手の小指は「AZQ」と、その外側のキーを担当します。
Return キーは右手小指の担当です。
ノートパソコンのReturnキーを小指で打つと力を入れなければ反応しないのでなんとなく文章を打つのが面倒になっていました。
Enter(Return)キーを打つときに、一旦キーボードから手を離して「中指」を使う人を見ることがあります。
たしかにパンタグラフの薄いキーボードでは辛いいですよね。
キーボードに携帯性を望んだ結果失われたものがある事を再認識しました。
厚みのある昔ながらのキーボードは、画面の内容に集中させてくれます。
頭の中で組み上げた文章が注視しているパソコンモニターに次々に表示されていきます。
手とキーボードは無意識の世界で透明になっていました。
アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
【東京大学 名誉教授 和田英一】
反応の良いキーボードはカットアンドペーストの感触も違います。
カットした文章が軽いタッチで張り付くため一回の操作のつもりが三回ほど張り付いていました。
打ちミスしたかな?
という場合でも、しっかり反応しています。
確かにこのキーボードはヤバイ!