ボランティア

かせぐ人

ブログ    2018/10/19

かせぐ人


東北に来て、『かせぐ』という言葉が自分の理解とずれていたことに気づきました。

震災後初めての夏祭りの準備中に地元の人が『あいつは、かせぐね』と言っている若者がお金持ちに見えないので不思議でした。

『かせぐ』は働いて金を得ることだと思っていたからです。


しばらくして、『かせぐ』と言われた人にたちの共通点を見つけました。

有償無償にかかわらずだれかの為に体を動かす人にたいして『あの人はかせぐね』と、言っていることに気づきました。

精出して働く、一心に働く意味もあったのです。東北ではお金のためだけに体を動かす意味で『かせぐ』を使いません。

働き者を『かせぐひと』と表現していることに気づきました。

もっと深い意味があるのかもしれませんが、『かせぐ人』とは、働き者のことだと理解するようになりました。

そして、自分も誰かのために「かせぐ」こと目標にするようになりました。

ボランティア


震災の風化が始まり、人々は「わたしはボランティアではありません。遊びにきただけです。」と発言するようになりました。

そういう風潮に流され、ボランティア募集を、「おでって募集」と言い換えて助けを求めたこともありました。

ボランティアという本来の意味が変わったのでしょうか?

ボランティア活動は恥ずかしいことなのでしょうか?

復興途中の自分が住んでいる地域では、まだまだボランティアの皆さんの力を必要としています。

様々な課題が山積みでそれを克服するには人手や知恵が必要です。

オブラートに包んだ言い方しかできないホームページやブログには限界があります。


この記事を読んで何かを感じたら、機会をつくって南三陸町歌津に来てください。

そして誰かの話を聞いてください。

自分の力やアイデアだけでは克服できない問題を抱えている人々が待っています。

自分の問題を他人に話す人はまずいません。

これからの被災地支援は、何回も通うことだと思います。

顔見知りから知人友人になり、やがて悩み事を聞けるようになり、どんな支援が必要なのかを見つけることができます。

『雑草が生い茂る田畑で草むしりが必要だと気づくこと』が必要です。

あ、すみません抽象的な表現になってしまいました。

ボランティア募集


もう、おでってとか言いません。

今後は直球で『ボランティア募集!』と表現します。

ボランティアを必要としなくなった人や地域もありますが、困ったときは叫びます。

公式な場では、その必要性の真の意味を伝えられないかもしれませんが、『ボランティア募集』という呼びかけを見かけたら、ちょっと立ち止まってください。

m(_ _)m

volunteerとは、有志であり自ら進んで参加する人のことです。

有志とは、志(こころざし)、厚意、親切です。

あなたの厚意と親切を望んでいる人のために、かせいでください。

あなたも、誰かのために体を動かす意味の「かせぐ人」を目指して欲しいと思い、この記事を書きました。

読了に感謝!

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