想い出をもう一度

南三陸町の仲間たち   支援   2012/10/29

津波で流されたものにアルバムがあります。
昨年2011年に見つかったアルバムの写真を綺麗にするボランティアがありました。
卒業アルバムなどを大切にしていなかった自分にとってあまり関心のないボランティア活動でした。

でも、最近気づきました。

被災地のみなさんはカメラを欲しがります。
働くようになってカメラを買う人が多いことに気づきました。
自分のiPadに震災後に撮った写真が一万枚以上あります。
伊里前福幸商店街前にiPad2を寄贈して皆さんにいつでも写真を見てもらえるように配慮しましたが、多くの方がプリントを欲しがります。
電子的に写真を保存して楽しむのは特殊な人であり普通はプリントが欲しいのだと気付きました。
流された想い出を一から作り直しているのです。
子供や孫の写真を見せると喜ばれます。
プリントしてくれないかと頼まれます。

ITで日本を元気にという団体さんからフォト用紙を寄贈していただきましたがあっという間になくなりました。
問題はそれだけではありません。
大量の印刷でインク代がかかります。

商店街では支援で頂いたプリンターが有りますがインク代がかかるため想い出写真のプリントは控えめです。
消耗品の支援はなかなか無いようです。

南三陸町の仲間たち   支援   2012/10/29