伊里前福幸商店街のフラッグ物語(1)

フラッグ物語   旗のご報告   2015/08/06

伊里前福幸商店街は、常時沢山のJリーグのフラッグを掲揚しています。
たまたま通りかかったサッカーファンの方に、
「何故、Jリーグフラッグを掲揚するようになったのですか?」
と、よく質問されます。

伊里前福幸商店街のフラッグ物語をご紹介します。

始まりは、商店会長さんの一言でした。
「大漁旗をそろそろ返さなきゃいけない。寂しくなるね。」
2012年5月の出来事でした。

かつて伊里前には、30 店舗以上のお店が有りました。
2011 年 3 月 11 日の東日本大震災で中心街だった伊里前は全てが流されました。
それから半年が過ぎた 12 月 13 日に住民が待ち望んでいた伊里前福幸商店街が出来ました。
今まで以上に活気のある地域にしたいと立ち上がった 7 人の店主さんが、私財を投げ打って始めた商店街です。

今まで商店街を華やかにしていた大漁旗の代わりになる目立つ旗が欲しい。
「商店街の皆んなでお金を出し合って買おうか。」
「そんな予算はないよ。」
「インターネットを通じてお願いしてみましょう...」
そして、Twitter を通じて呼びかけることになりました。

5 月 22 日ホームページと Twitter で呼びかけが始まりました。
その後、お問い合せメールが届く様になりました。
メールの一部分を紹介させていただきます。
「Twitter を見ました。」
「こんにちは。私は南三陸町出身で、現在は仙台市在住の・・・」
「Jリーグクラブ・ザスパ草津の・・・」
「旗の記事を読ませていただきました。」
「初めまして。私はJリーグ 大分トリニータサポーターBUSTA の・・・」

大漁旗と言うのは寄贈主の名前と船の名前で構成されています。
大漁旗の風習に習って寄贈して頂く旗にお名前を入れてもらう様にお願いしました。
そして、自宅にあった大漁旗、購入して頂いた大漁旗、手作りの大漁旗や J リーグのフラッグが商店街に届く様になりました。
サポーターさんのホームページやブログでも紹介して頂きました。

そして、今。
記事を見てくれた皆さんの熱い応援メッセージの入ったフラッグで商店街は華やかになりました。
選手のサインの入ったフラッグもあります。
奇跡が起きました。
奇跡が起きました!
奇跡が起きました!!!!!!!
商店街一同の喜びだけではありません。
フラッグが飾られた瞬間、子供達が叫びました。
「あ!ベガルタ仙台だ!」
「あ!浦和レッズも!」
駐車場でサッカーボールを蹴る子供達・・・
中学生や高校生もやって来て
「なんだか凄いね。」
「サインが入ってる!」
大人が、「J リーグのサイン入りのフラッグがこんなに沢山飾ってある商店街は日本でここだけだよ。」と話すと、
「すげ〜!」
「すげ〜〜〜〜!」
「自慢出来るね。」
「学校で自慢するんだ!」
一番喜んでくれたのは子供達かもしれません。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございます。

そして南三陸町歌津伊里前福幸商店街へぜひ遊びに来てください。
華やかな大漁旗、
心をこめて作って頂いた手作り大漁旗、
何枚ものフラッグを一枚に縫い合わせたビッグフラッグ、
万国旗、
J1 J2 BJ JFL のサイン入フラッグ、等々を、見に来てください。

感動と興奮をありがとうございました。

伊里前福幸商店街一同

つづく・・・
(この物語には続きがあります。)

フラッグ物語   旗のご報告   2015/08/06