私が南三陸ハマーレ歌津を応援する理由(1)

復興レポート   応援   2021/05/01

東日本大震災があった2011年12月に歌津地区に伊里前福幸商店街がオープンしました。

殆どの住民は仮設住宅で暮らし、高齢者も多いため遠くまでの買い物が困難でした。

仮設商店街は、震災までの長い期間この地域の商店を買い物で支えてくれたお客様(住民)への感謝の気持ちから、買い物難民を作らないというコンセプトで7店舗の商店主が立ち上げました。

その後、2017年4月23日に南三陸ハマーレ歌津として生まれ変わりました。

しろうおまつり、あわび祭り、カキたらふく祭り、わかめ祭りなど三陸の名産品を堪能できる多彩なイベントを開催し、観光でいらっしゃるお客様もハマーレ歌津を楽しんでいただけるよう工夫を凝らして来ました。

昨年からの新型コロナウィルス感染症の拡大で定番の大型イベントが開催できない状況が続いています。

ハマーレ歌津は、三陸道歌津インターを降りて気仙沼方面へ3分ほどの場所にあります。

2005年10月1日志津川町と合併し、南三陸町歌津地区になりました。

現在の南三陸ハマーレ歌津商店街のある伊里前湾は旧歌津町の中心街でした。

震災で湾内の全ての建物が流出したため、住居は高台に移転し、商業施設は盛り土をした現在の場所に建てられました。

2021年4月16日には、歌津郵便局も再開しました。

東日本大震災で再開した多くの商店街が支援金のみで建てられる中、南三陸町の商店主は自分たちでお金を出し合って建設する道を選びました。

10年計画で返済をしながら商店街を運営です。

私が南三陸町の商店街を応援する理由の一つが商店主が自分たちの力で商店街を建てた事を知っているからです。

この事実を知らない人が多いのではないかと思いここに記します。

震災から10年の区切りになり、外見は整って来ました。

でも、本当の勝負はこれからです。

復興レポート   応援   2021/05/01