自然災害への取り組みと人災への取り組みを比べるのは変ですか?
1945年〜1994年の津波死者数は、1,971人です。
明治三陸地震と東日本大震災で犠牲になった方々も含めて4万人以上になります。
昭和21年以降平成8年までの51年間で交通事故死者の累計は50万5,763人でした。
交通事故は場所を選びません。
「高台に引っ越せば良いのに」という意見をネットで見かけます。
同じ考え方をすれば「車を全て無くせば交通事故は起きない」になります。
津波は自然災害だから防げない。
交通事故は人災だからみんなが気をつければ防げる。
そう言う反論が聞こえてきそうです。
でも実際は50年以上交通事故は続いています。
交通事故対策と津波対策の対比
ガードレールを作って車が道路から飛び出すのを防ぐ。
堤防を作って波の被害を和らげる。
信号機を作って歩行者と車の衝突を防ぐ。
津波警報で住民にいち早く知らせて避難する。
道路交通法
災害対策基本法
似ている物を並べてみました。
比較するのは変ですか?
車は早く快適に移動できて便利だ。
多少のリスクは仕方が無い。
事故が起きないように工夫すればよい。
海の近くに住めばすぐ船を出せる。
多少のリスクは仕方が無い。
しっかり対策をして津波が来たら避難すればよい。
私には同じ考え方のような気がするのですが・・・
原発はコストがかからない。
多少のリスクは仕方が無い。
二十三重の安全対策をしているから事故は起きない。
たとえ起きてもすぐに対応出来る。
自然災害への取り組みと人災への取り組みのどちらが傲慢な考え方なのでしょう・・・
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津波災害対策(自然災害)と交通事故対策(人災)を比べるのは変ですか?