南三陸町メモ(歌津地区)10日〜14日
南三陸町メモ(歌津地区)
私見も混ざっていることをご了承ください。
不満
「仮設住宅に移動したら両隣がまったく知らない人になってしまった。」
「役所勤めの連中は私たちの税金で高い年収のままなのが納得できない。」
行政に対する不満として、上記のような声を時々聞きます。
正義感の強い行動力のあるお母さんの周囲への呼びかけで署名運動がおきて、思いつき行政を阻止した事件もありました。
このような事が起きたのは事実ですが、混乱の中でがんばってくれていると行政を評価する人もいます。
一番多いと感じたのは、誰にも文句を言わないで与えられた環境の中で少しでも生活を改善しようと努力している方々です。
食事(被災者の言葉)
元々が魚介類、農産物の産地だったので震災前は首都圏等の一般家庭より贅沢な食事をしていたのではないかと考えている。
最近の避難所の食事は満足。
(仮説への入居が進み避難所の閉鎖が進んでいます。)
ボランティア
ほとんどのボランティアさんは、見返りも求めず黙々と被災者の為に働いてくれる。
信じられなかった。
みんな良くやってくれる。
(一部、被災者を怒らせるような発言をしたボランティアさんも存在。)
復興
元の仕事を再開するために努力している方々は多数。
ただし、一人ひとりの環境がまったく違うため同じ支援が出来ない。
新店舗の営業を始めたときに震災にあった人は多額の借金が残った状態。
親戚などが被災しなかった方は住居の確保が出来ているので仮説に入らなくても生活や事業再開で有利。
畑が津波被害に遭った農家と一部被災を免れた農家と影響を受けなかった農家の違い。
農協や漁協の被害は全ての方に影響を及ぼしている。
パソコン等の支援について
パソコンを欲しがる人は多い。
主に、パソコンを使っていた事業者や高校生でパソコンを持っていた家族の親からの声
事業再開をする方へのパソコン支援が優先だと考える支援者もいるが、数年後には高校生が社会に出ることになる。
エアコンの普及
仮設住宅は隣家との距離が短く日当たりがよく風通しが悪いためエアコンは必要だが、元々エアコンの無い家庭が多かった。
エアコンを使う習慣が無かった高齢者は戸惑ったり、使わなかったりしている。
仮設住宅の設置でエアコンの普及率が上がった。
エアコンの普及で電気代の高くなる。