津波てんでんこ
※写真は2020年、南三陸町歌津伊里前
三陸地方では昔から「津波てんでんこ」という言葉が残っています。
「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」という教えです。
東日本大震災の後で、ある若者が同じような事を言っていました。
彼は、高齢の人を無視できず背負って高台に逃げたそうです。
2011年の津波は、住居ごと町を破壊しました。
身勝手かも知れませんが、「コロナてんでんこ」と言いたい。
押し寄せるコロナ津波から命を守るには、安全な場所で脅威が去るのを待つしかないと思います。
自分の身を自分で守るために外出は最小限にしています。
あの時のように、人々は、家を失い、仕事を失うかも知れません。
生きていくのがやっとの状態になるかも知れません。
私は、何が起きようと、どんなに悲惨になろうと、命を大切にします。
生き残ったら、またやり直せるけど、死んだら無理です。
あなたに「そうしなさい」とは言いません。
なぜなら「津波てんでんこ」だから・・・