津波てんでんこ

ブログ   ブログ   2020/04/14

※写真は2020年、南三陸町歌津伊里前

三陸地方では昔から「津波てんでんこ」という言葉が残っています。

「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」という教えです。

東日本大震災の後で、ある若者が同じような事を言っていました。

彼は、高齢の人を無視できず背負って高台に逃げたそうです。

2011年の津波は、住居ごと町を破壊しました。

身勝手かも知れませんが、「コロナてんでんこ」と言いたい。

押し寄せるコロナ津波から命を守るには、安全な場所で脅威が去るのを待つしかないと思います。

自分の身を自分で守るために外出は最小限にしています。

あの時のように、人々は、家を失い、仕事を失うかも知れません。

生きていくのがやっとの状態になるかも知れません。

私は、何が起きようと、どんなに悲惨になろうと、命を大切にします。

生き残ったら、またやり直せるけど、死んだら無理です。

あなたに「そうしなさい」とは言いません。

なぜなら「津波てんでんこ」だから・・・

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