支援の方法についての話を聞いてください。m(_ _)m

ブログ   南三陸町の仲間たち   2012/07/29

材料を持ち込んで現地の方々と一緒に作る炊き出しが流行のようですが、この方法は現地の方に迷惑をかけます。
仕事を再開するようになって、被災地の方々は普通に忙しくなっています。
それ以外に、新しい町作りのための話し合いが頻繁に行われています。
被災地の方々を巻き込んで大切な時間を奪うような復興支援は迷惑行為になると思います。

炊き出しボランティアに関しては自己完結が望ましいと思います。
ベテランのボランティアリーダーさんでも、たまに勘違いをしてこのような支援をしたり他の方に推奨することがあります。
ボランティア活動をする方は先輩の意見をきちんと聞いた上で、「自分の判断」で行動してください。
(※現地への直接問い合わせもお勧めします。)

なぜ被災地の人たちはこれを受け入れいるのかと言うと、今までお世話になったボランティアさんへの恩返しなのです。
支援をありがとうと言いつつも、実際は時間をとられて困っています。

さらにお願いできるならば、炊き出しも含め演奏で被災地に元気をと言う風な支援をされる方は当日のイベントだけでなく事前のチラシ配りなども含めて計画を立てていただけると助かります。

仮設住宅の自治会長さんや関係者の人に通知をするだけでやってくるボランティアさんがいます。
現場では、せっかく来ていただくのだからと言って自分たちでチラシを作り、一件一件配っています。
そして人が集まらなかったら「人数少ないね」と言います。
その言い方が現地の方々にどう聞こえるかはもう理解して頂けると思います。

前日または数日前にボランティアさん達の手でチラシ配りをしているいただければ、被災体験等の貴重なお話を聞く事が出来るかもしれません。話す事で閉じこもりがちな方々のストレスも軽減され、外に出るきっかけにもなるでしょう。
さらに、会場に多くの人が集まるでしょう。
気持ちよくボランティア活動が出来ます。

イベント会場について

一分で行ける集会場などではなく、商店街などの少し離れた場所なら、イベントの会場として理想的です。
借りにイベント会場が商店街なら商店への応援、地域の仮設住宅への応援、閉じこもりがちの方々の外出のチャンスの提供など多方面での効果があります。
設備の整った会場がない場合もあります。
拡声器、スピーカー等は持ち込みが原則ですが、現地の設備屋さんに依頼するのも良いかもしれません。

この記事が関係者の皆様の参考になれば幸いです。

南三陸町歌津/南三陸町の仲間たちより

ブログ   南三陸町の仲間たち   2012/07/29